本当の本当は。
最後に更新してから、もう11ヶ月も過ぎてしまった。
毎日があっという間で、そうなると1週間も1ヶ月も1年だって当たり前に過ぎ去っていくのに、私はいつもそれを忘れる。そのせいで何度も後悔をする羽目になるのに。
去年の年末に泣きながら書いた記事を読み返してみたら、なんだか笑えてきた。
年末なんて嫌いだと、お正月なんて来なくていいとめちゃくちゃに駄々をこねていた。
30歳を目前にして。
自分の精神年齢が高いだなんて思ったことは1mmもないけれど、さすがにこれは。自分でも呆れ返るけれど、でもまぎれもない、私だ。
あのとき、彼が隣にいないことが嫌だったわけじゃない。
彼が、ほかの誰かといることが死ぬほど苦しかった。
こんなことが去年は言えなかったな。本当の本当のことは絶対に言えなかった。
でもそのときにいかにも本音を装って書いていたことのほうがよっぽどかっこ悪いよって今ならわかるのに。
だけど。そんなくそダサい1年前の私よ、よく聞きなさい。
今日はそんなお前に朗報を持ってきました。
2016年の年末は一緒だ。
信じられないだろうけど、クリスマスも一緒なんだ。付き合って4年目になるけれど、初めてなんだよね。東京に行くまでは絶対に叶わないと思ってたけれど、今、私はクリスマスイブに2人で食べるケーキを選んでいるんだよ。信じられないだろうけど。
クリスマス前から年明けまで、3週間も一緒にいるんだよ。
それにね、実家に挨拶にも来てくれるんだって。
どう?信じられないよね。嘘みたいだよね。ほんと、嘘みたい。
だけどさ、私あまりにも嬉しくて嬉しくて堪らなくて、お母さんにも、妹にも、会社の人にも、今日友達にも話してきたところなの。それでもまだまだ言い足りなくって、だからこうして教えに来たの。
ねぇ、あんなに嫌いだと泣いた年末を、今は待ち焦がれているよ。
きっと一昨年以上に幸せな年末になると思うよ。
そうしたらその次の年はまた去年が幸せすぎたと泣くかもしれない。バカだから、またおんなじことを繰り返すかもしれない。今こうやって浮かれ立っていることを未来の私は恥じているかもしれない。
でも1年も先のことはよくわからないから。
もっと言えば来月のことも、来週のことだって、明日のことすらわからないんだから。
今この瞬間だって。
もう、だからほんとはめちゃくちゃ怖いに決まってるでしょ。