つまらない者ですが。

31歳・バツイチ・メンヘラ乙女の日常、ときどき妄想。

夢だけど、夢じゃなかった。

今年の2月に、じいちゃんが亡くなった。

 

89歳の大往生で、昔からやりたい放題の暴れん坊将軍だったようで、ばあちゃんやお父さんを始め周りの人たちはマジで大変だったらしいけど、私たち孫には優しいを通り越して超激甘。

時々ばあちゃん達が漏らす愚痴や嫌味すらも他人事として聞き流せばただの笑い話で、聞けば聞くほど

(なんだ、ただの最高のジジイじゃねえか。)

と思うだけだった。

 

だけど、そんなじいちゃんの事を、私は特に大事にしていたわけではなかった。

一緒に住んでいる時にはもちろん意識すらしていなかった。

家を出てからは滅多に帰省することなんてなかったし、何年かに1度、敬老の日に気まぐれに何かを贈った事もあったけれど、誕生日を祝ったりした記憶はあんまり無い。

 

誕生日どころか、入院したってお見舞いにも行かなかった。

どうして行かなかったのか。そんなの理由なんてない。なんというか...そうだなぁ...単純に先送りにしていただけ、かな。

いつか退院すると思っていたし、もっと極端な事を言えば、じいちゃんは死なないと思っていた。無意識に。無意識だから、実際はそんな風に思うことすらなかったけど。

 

昔から意識して何かをすることが出来なかった。イベントや何かがあった時だけもっともらしい行動をするなんて恥ずかしくて、とてつもなく後ろめたかった。

だから、連絡をもらって病院へ駆けつけた時ですらじいちゃんに声のひとつも掛けられなかった。涙は溢れて止められなかったけれど、言葉なんか出てくるはずがない。

 

最後まで私、なんにもしてあげなかったな。

 

もう大人なのに、いつまでもこんな自意識にかられて身動きが取れなくなっていたのは、あの場の中ではきっと私だけだったね。

 

 

そんなどうしようもない私のことを、じいちゃんはどう思ってるんだろう。

 

つい2日前、夢で会ったの。じいちゃんに。

 

夢占いなんかでは、亡くなったじいちゃんが出てくるとどういう意味があるんだとか、吉夢だの警告夢だの、なんだか色々あるみたいだけれど、どれにも当てはまらない気がして調べるのは途中でやめた。

 

死んだはずのじいちゃんのお見舞いに行った夢を見た。

夢らしく病院はじいちゃんが入院していたところとはまったく別のところだった。

階段を駆け上がった先には両親と妹がいて、私の慌て様からしてお見舞いというよりは、あの時みたいに連絡をもらって駆けつけた状況だったのかもしれないけど、両親や妹は落ち着いていて呑気に談笑までしていた。

そんな家族と話すより先に、走ってそのまま病室へ飛び込むと、ベッドに横向きに腰掛けているじいちゃんがいた。

暗くて顔はよく見えなかったけれど、あれは確かにじいちゃんだった。

 

「じいちゃん今ごはん食べてるからこっちに来なさい。」

 

と、母に声を掛けられて外に出た...ところくらいまでしか憶えていないけれど、目が覚めてからずっと考えている。じいちゃんの事を。

 

 

不思議な夢だったなあ。

 

だって、夢の中でじいちゃんが食べていたのは病院食じゃなくって、皮付きの丸ままのりんごとバナナだったんだよ。

 

(あ、御供え...)

 

思い出すとまた笑ってしまう。

 

仏壇に御供えしているであろうりんごとバナナを、じいちゃんがちゃんと食べていたからなんだか可笑しくて。

 

(仏様って本当に食べるんだ...!)

 

そんなの見ちゃったらさ、まぁ見たって言っても夢なんだけど、嬉しくて、ワクワクして、あれからずっと落ち着かないんだ。変だな。

 

じいちゃん、どうして私のところに出てきたんだろう。何か言いたいことでもあったのかな。それとも別に理由なんてないのかな。

よくわかんないや。うん、よくわかんない。

 

よくわかんないけど、じいちゃん。

今度さ、黒棒買って帰るよ。

好きでしょ、黒棒。一緒に食べよ。

 

 

 

私がおばさんになったら

2017年、春。

私もいよいよ本当におばさんになってしまった。

肩凝り、腰痛、少し動けば動悸・息切れ(べっ…別に太ってるからとかじゃないんだからねっ!)。寝ても寝ても取れない疲れ、水分も油分も抜け切ったカサカサな肌。

もうこれはまさしく完全に「老い」。

いつの間にか31歳。月日めちゃくちゃ流れてる。こわい。

10年前の今頃は、バイトを掛け持ちしてたり、朝まで遊んでスキンケアをサボったってファンデーションはちゃんとノッてくれたし、体重だって今より15kgは軽かった。

は?嘘じゃねぇし。

10年も経てば色々ある。私が結婚をし離婚をして、仕事をいくつも変え、1人暮らしをはじめたり、持病の再発で東京の病院に年に数回通うようになったり、なんやかんやしている間に気づけば弟がしれっと結婚して。

 

弟を含め、家族とは正直あんまり仲良くなく、普段から連絡しあうこともなくて、弟が結婚するときですら直接報告されないまま後になって母づてに聞かされるくらいの関係性でしかない。まぁだけど弟が結婚したということで、つまり私に「顔も名前も知らない妹」ができたわけで。変なの。そしてなんとこの度、2人の間に娘が産まれてついに私も伯母さんデビュー。

 

しかしあれかね、姪っていうのはこんなにも可愛いもんかね。

大して仲良くもない弟と知らない間に出来てた義妹の娘。こんな関係性で大丈夫か、と、産まれる前はいらぬ心配をして勝手に不安になって泣いた夜もあったけれども、そんなことはもう忘れた。全然大丈夫だった。私の遺伝子には、ちゃんと彼女を愛するよう書き込まれていた。

LINEで送られてきた産まれたばかりの赤ちゃんの写真を見たら涙が出た。とにかく愛おしすぎて、どういう感情なのかは自分でもよくわからないけれど。

彼女が産まれて10日が経った昨日、相変わらずなんにも言ってこない弟に私から連絡した。

名前が決まったことも報告してもらえなかったけれど、そんな弟のことはもういい。いちいち憤慨するのもいいかげん飽きてきたし。

そんなことよりもいま私は彼女に夢中でね。

名前は母に聞いた。そしたらついでにお風呂に入れられている写真まで送ってくれた。

名前がついた彼女は必要以上に可愛い。

頭ちっちゃ!弟の手のひらくらいしかない!お湯に浸かったらあんなに気持ちよさそうな顔すんのか!赤ん坊のくせに!生意気!!可愛いっ!!!って、興奮しすぎて母乳が出るかと思った。いや、確かに出た。子ども産んだことないのに。

彼女にいつでもプレゼントが届くように、弟から住所を聞き出して彼女の他の写真も送るよう催促した。後で送るからって言ってまだ届いてないけど。なんか「一眼で撮ってるから」だってさ。気が利くな!

 

今度東京に行ったら、お菓子と可愛いスタイでも買って送ってあげよう。彼女のママにもめちゃくちゃ優しくしよう。「いつでも会いに来てね」って言ってもらえるように。あと、ついでに弟にも優しくしよう。子供の頃、後ろをチョコチョコついて来るのが鬱陶しくて「かくれんぼしよう」って言って撒いたりしてごめん。どうせ数なんか数えられないってお菓子をキッチリ半分こにしなくてごめん。その他もろもろ本当にごめん!どうか許して、そして、写真も動画もとにかくたくさん送ってほしい。彼女の成長をずっと見守らせてほしい、私にも。

 

これから楽しみしかないわ。

おばさんって最高かよ。

 

 

 

本当の本当は。

最後に更新してから、もう11ヶ月も過ぎてしまった。

 

毎日があっという間で、そうなると1週間も1ヶ月も1年だって当たり前に過ぎ去っていくのに、私はいつもそれを忘れる。そのせいで何度も後悔をする羽目になるのに。

 

 

去年の年末に泣きながら書いた記事を読み返してみたら、なんだか笑えてきた。

年末なんて嫌いだと、お正月なんて来なくていいとめちゃくちゃに駄々をこねていた。

30歳を目前にして。

自分の精神年齢が高いだなんて思ったことは1mmもないけれど、さすがにこれは。自分でも呆れ返るけれど、でもまぎれもない、私だ。

 

あのとき、彼が隣にいないことが嫌だったわけじゃない。

彼が、ほかの誰かといることが死ぬほど苦しかった。

 

こんなことが去年は言えなかったな。本当の本当のことは絶対に言えなかった。

でもそのときにいかにも本音を装って書いていたことのほうがよっぽどかっこ悪いよって今ならわかるのに。

 

 

だけど。そんなくそダサい1年前の私よ、よく聞きなさい。

今日はそんなお前に朗報を持ってきました。

 

 

2016年の年末は一緒だ。

 

信じられないだろうけど、クリスマスも一緒なんだ。付き合って4年目になるけれど、初めてなんだよね。東京に行くまでは絶対に叶わないと思ってたけれど、今、私はクリスマスイブに2人で食べるケーキを選んでいるんだよ。信じられないだろうけど。

クリスマス前から年明けまで、3週間も一緒にいるんだよ。

それにね、実家に挨拶にも来てくれるんだって。

どう?信じられないよね。嘘みたいだよね。ほんと、嘘みたい。

 

だけどさ、私あまりにも嬉しくて嬉しくて堪らなくて、お母さんにも、妹にも、会社の人にも、今日友達にも話してきたところなの。それでもまだまだ言い足りなくって、だからこうして教えに来たの。

 

ねぇ、あんなに嫌いだと泣いた年末を、今は待ち焦がれているよ。

きっと一昨年以上に幸せな年末になると思うよ。

 

そうしたらその次の年はまた去年が幸せすぎたと泣くかもしれない。バカだから、またおんなじことを繰り返すかもしれない。今こうやって浮かれ立っていることを未来の私は恥じているかもしれない。

でも1年も先のことはよくわからないから。

 

もっと言えば来月のことも、来週のことだって、明日のことすらわからないんだから。

 今この瞬間だって。

 

 

もう、だからほんとはめちゃくちゃ怖いに決まってるでしょ。

 

 

 

 

 

 

 

 

お正月、私が帰省しないのは

嫌いだ。年末なんて。
お正月なんて来なくていい。


昨日のことでした。
会社でお正月に帰省するのか訊かれたので「しない」と答えたら、物凄く非難されました。

「何か予定でもあるんですか?」
「ないんなら帰らなきゃ駄目ですよ!」

実家は遠いのか。ちょくちょく帰っているのか。前回帰ったのはいつか。家族に会いたくないのか。お父さんが寂しがってるんじゃないか。
信じられない。とまで言われたんです。

なんかね...もう、うんざりするわ。そういうの。

帰らなきゃいけないという使命感を持つあなたたちはどうぞ、帰って好きなだけ実家で過ごしたらいいじゃない。私はね、人には色んな価値観や事情というものがあるから、例えそれが自分と違ったとしても口出しをしたり詰め寄ったり、ましてや非難など私なら絶対にしないけどなー。
と、思うわけです。
そういう人たちのこと、やっぱり好きになれない。
いや、嫌いですね。
もちろんそちら側が世間の声であることは認めた上で。

とりあえずこの話はあまり長くしたくはなかったので、私は車を持っていないし、実家は島なので船を出してもらわないといけないので帰ると言っても色々と大変なのだと説明をしました。

まあそんなものは建前なんですけど。

私がお正月に帰省しないのは、誰とも過ごさないと決めたのは、今年の、2015年のお正月があまりにも幸せすぎたからです。もうすぐそばまで迫ってきている2016年のお正月にそれを超えることは出来ないと判ってしまっているからです。


2014年12月31日の朝でした。

仕事を終えたばかりの彼から電話がありました。
飛行機の空席がある。これから帰ろうと思えば帰れるけれどどうする?急げば今ならまだ間に合う。って。
混乱して、訳も分からないまま私は「帰ってきて...!」と言いました。
こんなに衝動的な「帰省」があるのだろうか。だけど彼は本当に私のところへ帰って来てくれました。
嬉しくて嬉しくて、母親にも友達にもメールをしました。

一緒に年を越せるだなんて夢にも思いませんでした。
年末のお笑い番組を見ながらすき焼きを食べました。
私の狭いベッドで一緒に眠りました。
初詣に行っておみくじも引きました。
私が買っておいたプリンやヨーグルトを全部食べられてしまったこと、猫の鳴き真似をする怪しいおじさんに声をかけられたこと、全てが今でも鮮明に思い出されます。
本当に幸せだったし、思い出せば今だって幸せです。

ちょっと幸せが過ぎました。
おかげで心にはポッカリと穴が開き、それは日に日に大きくなっていくのです。
その穴を、もうどうやったって、誰といたって埋めることなんか出来ないのです。
きっと私は「去年」を思い出して泣くのです。
実家で家族と過ごしているのに、友達と話しているのに寂しいだなんて、変じゃないですか。
説明がつかないじゃないですか。
だからお正月は1人で過ごすことにしました。お正月に1人なのって、寂しいから。寂しくて当たり前だから。

私にとってのお正月なんてたったの2日です。
ただの連休だと思って過ごせばあっという間です。

2月にはまた病院のため、東京へ行けます。
今度は横浜にホテルを取ってくれると彼が言ってくれました。とても、とても楽しみです。

私はこんな状態で新年を迎えようとしていますが、皆さんはどうかよいお年を...。

来年もよろしくお願い致します。

果たしてこれは因果応報か。

彼ったらとても優しい人なので、忙しい日以外はほぼ毎日LINEで私を起こしてくれるんです。
起きてから出勤するまでの約1時間、私は身支度をしながら彼と電話をしています。
昨日もそうやって彼と話していました。

毎日毎日、話しても話しても飽きることはないです。物知りで頭の回転も速くて話題も豊富。
テレビやラジオの話を中心に、時々政治の話だとか私の知らない海外のミュージシャンの話だとか。難しい話をしているなぁってときはついていけてはないけど、いつも「ほぇー・・・」と感心しながら聞いています。
解らなくても不思議とつまらなくないんですよね。


「小沢の心理テスト知ってる?」

深夜の番組でやっていたらしいのですが、私は見ていないと言ったら、問題を出してやろうかと彼は言いました。好きな人とのこういうの、楽しいですよね。私も朝からテンション上がりました。






あなたは魔法使いです。
だだ今、悪い魔法使いに魔力を封じ込められていて逃げている途中です。
普段便利な魔法の道具が今はただの重い荷物です。全て同じ重さの4つの道具を、要らないと思う順に捨てていきましょう。


1.魔法の仮面
他のどんな人物にもなることができます。

2.魔法の杖
先端から炎が出て敵と戦うことができます。

3.魔法の翼
空を自由に飛んで行きたいところへ行けます。

4.魔法の食料
いくら食べても減ることがありません。


魔法はいつかまた使えるようになるかもしれないし、このままずっと使えないかもしれません。





みなさん、どうですか?決まりました?




私はまず仮面を捨てることにしました。
こんなものはいらん。
次に杖を。そもそも戦いが好きではないので、これもあっけなく捨ててしまいました。

でもあとの2つは必要だと感じたので「どっちも持ったまま頑張って逃げる!」と主張したのですが、最後にどれを残すのかが重要らしく、泣く泣く食料を手放しました。生きていくために1番大事な食料を。まあ今はその魔法、使えないんですけどね。

私が最後に残したのは魔法の翼。
これは遠く離れた彼のもとに飛んで行くために絶対に必要でした。

と、ここまで答えると彼は
「ふーん、なかなかいいじゃん」と言いました。


「そうなの?いいの?どういう意味?ねぇ、どういう意味!?」

「いや、教えないけど」


・・・は?


「なんで!!!!!」

「なんでって自分の胸に手を当てて考えてみろよ」


・・・だから、は?


「お前この間の占いの結果、俺が訊いてんのに
教えなかっただろうが!」



えー!!!!!



ことの発端は1週間前。
前にこのブログでも書いた湯布院の占いにね、もう1度行ってきたんですよ。
でもね、撃沈したんです。ショックすぎて湯布院を満喫することなく、お茶だけ飲んで帰ってきました。
彼と結婚ができるかどうかを訊いたら、今の彼からはそういうものは感じられないって言われて、私、ショックだったんです。わかってはいたんですけど、でもどこかで期待してたんでしょうね。
だから言いたくなかったんです。
明らかに凹んでいる私に面白がって訊いてくるから、彼は。

(お前のことだわ...!)

と心で叫びながら、「そっとしておいて欲しい」と言い、結局3日くらい教えずにいました。

いや、確かに教えなかったけど...。




「因果応報って知ってるか?」

彼はこの言葉が大嫌いだと言っていたのに。


「俺は3日もモヤモヤした気持ちで過ごしたんだ。だからお前もモヤモヤしてろ!」



やーだーーーーー!!!!!


だいたい因果応報っていうよりただの仕返しじゃねーか!!

好きな人とのこういうの、楽しいよね♡って私の純粋な気持ちを返せバカヤロー!!


くそぉ...心理テストを使ってやり返してくるなんて...



なんて...

なんて頭がいいんだ...!






あぁ〜もぅ...そうゆうとこ


すき。
面白い。大すき。




調べれば答えは解っちゃうからって、結局は教えてくれたんですけどね。優しいわ。




いやぁ...、これが深層心理か...。

そうですか...。


答えは書かないでおきます。

どうせ調べたらすぐに出てくるのでね、少しの間みなさんもモヤモヤしてください。

これはね、因果応報でも仕返しでもなく、ただの八つ当たりです。ただの。

私の幸福論。

みなさん、今週の「怒り新党」観ました?
こんな投稿があって、私ちょっと怒ってるんですけど。


主人に怒っています。
先程主人の顔が少しヤケドしていたので眠りかけている主人の顔に薬を塗っていました。
すると「触るなブス!」と言われました。
眠りを妨げられて機嫌が悪いにしてもヒドイです。
優しさを怒りで返されたことにも腹が立ちますし、なぜ「ブス」をつける必要があるのでしょうか?
「触るな」だけで通じます。
本当に怒りがおさまりません。結婚して1年「なぜこの人と結婚したのだろう」と強く思います。


おいおいマジかよー。
そんな事くらいでキレちゃうの?
「ブス」って言われたくらいで?結婚した事を後悔までしちゃうの?
...ねぇ、正気...??

マツコ先生も有吉先生も「微笑ましい」って笑ってたじゃない。そう、これはもっと喜ばしいことなんだよ。

私は付き合ってからずっと、もう2年半も彼に「ブス」と言われ続けているけれど、嫌だったことなんて1回もないんだよ。
だって、言ってたもん。

彼ね、普段からブスだなーって思う女の子がいたとしても、なかなか本人にブスとは言えない。それがストレスだって。だけどお前には言えるんだって。

ねぇ、わかる?
この特別感。
私はね、彼にとって特別なの。他の女どもとは違うの。
これの何処がそんなに頭にくる話なんだよ。
頭がおかしいんじゃないのか。
大丈夫か、キミ。

だいたいそんなことくらいで腹を立てていたらまず身がもたないし、結婚を後悔するくらいならさっさと離婚しなさいよって話。

まぁこういうこと言うとよくないのか。


私はね、幸せですよ。
今は「デブ・ブス・バカ」の3コンボを決めちゃってるもんだから、罵倒されることも増えたけれど。

この間、東京へ行った時。
東京から帰る日の朝、突然連絡が来てなんと4ヶ月ぶりに再会できたんだもの。
そんなことが起きたりなんかしたら、絶対に泣くだろうって思ってたのに驚きすぎて涙は一滴も出ないし、この4ヶ月で10kgも太ったせいで彼には笑われて、思い描いた感動はほんの一瞬だって訪れてはくれなかったけれど。

「全女(全日本女子プロレス)なの?」
なんて何回も聞かれたし、黒い下着を着けてたら
ストロングスタイルかよ」
って笑われちゃった。

だけどね、
私のことを(デブでブスでバカだと)呼ぶ彼の声を今また聴くことができて、あぁ、幸せってこういう事だよなって。


だからさ「ブス」って言われたくらいで怒り心頭だなんてちゃんちゃら可笑しくって。
何?キミ、そんなに美人なの?
そうじゃないんなら「ブス」くらい飲み込んじゃいな。
その方が幸せだよ、きっと。

「美人だから一緒にいる」よりも「ブスなのに一緒にいる」方がより愛を感じるでしょう?
ね、幸せでしょう?

デブでブスでバカなのに、少しでも時間が空けば「話せるけど」って連絡してもらえるの。
これが愛でなくて何だ。

これが愛でなくて何だ!!



辛かった時期なんてまるでなかったかのように、大好きなラジオの話で笑いあえる今。

今のこの幸せは、与えられたものなんかじゃなくって、ちゃんと自分で掴んだんだって感触がこの手にあるんだ。



ちょっと逸れちゃったけど、
怒る前にまぁ聞きなさいよ、っていうお話。






スピリチュア〜ル 恋して〜る

9月29日。
お友達と一緒に湯布院へ行ってきました。

駅前の「千家」という喫茶店に有名な占い師の先生がいて、全国からお客さんが来るんだとか。
私たちも10時半にはお店に着いたのですが、約1時間待ち。もっと長ければ一旦店を出て近くを散策することも出来るのですが、とりあえず飲み物を注文して店内で時間を潰しました。

待っている間に必要事項を記入します。
自分の名前と年齢、住所、仕事、両親の名前と年齢、他に占って欲しい人の名前、年齢、住所と仕事。そして占って欲しい事をいくつか書き出します。
私はもちろん彼の事を。


頼んだココアはあっという間に飲み干しました。
緊張していたんだなぁ。

順番が回って来て、店の奥の方へ呼ばれました。
友達と一緒に入ります。一方が占ってもらっている間、もう一方はメモを取ります。内容を忘れないように。そのためのメモ用紙が用意されています。

先生はジャッキーチェンに似ていました。だからここでは「チェン先生」と呼びます。

実際は占いや鑑定というよりも、スピリチュアルで霊視っぽい感じです。これまで色んな占いに行きましたが、「視える」人にみてもらうのは初めてです。

最初はメモ係です。
チェン先生は結構早口なので申し訳ないくらいの走り書き、箇条書きになりました。読めたかな...ほんと、申し訳ない。

さて、私の番。
過去・現在・未来の順にみていきます。
以下、内容です。


私はずっと幼い頃、3〜4歳の頃はじっとしていられない子で、なんでも経験したい子だったそうです。
「何?それ何?どうするの?ちえもやりたい!」
と言ってすぐ失敗する子。周りの大人たちを微笑ましくさせる子。すぐ泣いてしまうんだけれど、いつの間にかケロっとしてまた同じ事をして叱られる子。そういう天真爛漫な子だったそうです。あの頃は。
小学校に上がり、中学年〜高学年にかけて学校が嫌いになる時代があります。(これはきっと3年生の時から受けはじめたイジメのことを言ってるんだと思います。)
それを両親には言えずに1人で耐えたんじゃないかな、と言われました。
その頃から心が歪んでしまったそうで、だから人を真剣に好きになる事が、恋をする事が怖いと深層心理ではそう思っているようです。(自分では恋多き女だと思っていたのでこの辺は首を傾げました。)
過去にはそんな事がありトラウマもありますが、だんだん落ち着いてはきていて、今は自分の世界をとにかく大事にしている。私の性格はこんなところです。

先生は、彼と私はよく似ていると言いました。
彼は自分の世界に入りやすい、不安症で心が落ち着かなくて閉鎖的になりやすい。彼もその事を誰にも言いません。だから私との中で信頼関係が出来上がったと思うと言っていました。(彼の本心がどうなのかはわからないけれど、当たっているといいなと思います。)

そして音信不通の件。
私が病気になった。そして連絡が来なくなった。これはちょっと違うと思います、と言われました。
彼は今、もう精神世界に入っていて、精神的に孤独感が出ています。仕事はギリギリなんとか頑張っているそうです。有能なスタッフが周りにいるような気がする、と先生。(連絡を取っていた頃彼が、『会社には俺より仕事が出来る奴らしかいない』とよく言っていたのを思い出しました。)
だから彼と縁が切れたわけではないそうです。
私が病気を打ち明けた時には彼は心をもう閉じていて、応援するにもいっぱいいっぱいでそれが出来なかった。だけどあなたの事を心配していると言っていました。


私の不調は今年いっぱいは続くそうですが、2月〜4月には落ち着いてくるとのことでした。
サービスでお祓いもしてもらい、彼の事は様子を見るように言われました。
その間やるべき事は1つ。
自分が病気だと思わないこと。私には悪い癖があって、それは考えすぎてしまうことなんだけれど、「5分以上考えないこと!」と言われました。

最後にオーラカラーを見てもらいました。

緑が50%、ピンクが30%、赤が20%でラッキーカラーは緑だそうです。
緑の中の「自分が出せない」という項目。私は自分で自分のことをいじめているんだそうです。私なんか...どうせ私なんか...という具合に。
ピンクの中の「愛」というのがね、こう言っていますよ、とチェン先生。
『あなたはいつも自分のせいだと思い込んで自分を陥れている...今からその考えは一切やめなさい』と。
先生、オーラって喋るんですか。
最後に赤。もっと「大胆」な考え方にしましょう。細かく考えてはいけない、と言われました。

最後の最後に左手につけている数珠も浄化してもらっておしまい。

まあ、ざっくりこんな感じです。

彼から連絡が来る時期も大体で教えてもらったんだけど、当たるかどうかを確かめたいのでここには書きません。

先は長い。けれど今、なんとも言えない安心感に包まれています。不思議と。

改めて私は彼を信じて待っていようと心に決めました。

余計な心配をかけないように。
彼が自分のことに集中できるように。
私もこっちで頑張るから。
今すぐにじゃなくていい。急がなくていい。落ち着いたらでいいから、いつか必ず連絡してね。
それまではずっと待ってるから。


チェン先生、ありがとう。また来るね。